※古いです
ヘラクレスリッキーの飼育記録
(2003年10月22日 配置など少変更)
データはある程度とっておいたので飼育記録作りました。
実際は公開するほどたいしたことはしてないです。腕があればもう少しいった気がします。
リッキーヘラクレスWF1 151ミリあるように見えますが、実際はギリギリ150ミリってとこです。
2000年6月に2令で4頭購入。親は130ミリくらいのワイルドと言う話です。
♂2、♀2で♀は2001年夏に羽化し1頭は死んでしまいました。
エサは基本的に栄養フレークEXでした。
日時 | ♀A | ♀B | ♂A | ♂B |
2000年 6月8日 |
ブロー容器2Lにセット 2令 (エサは栄養フレークEX) |
ブロー容器2Lにセット 2令 (エサは栄養フレークEX) |
ブロー容器2Lにセット 2令 (エサは栄養フレークEX) |
ブロー容器2Lにセット 2令 (エサは栄養フレークEX) |
8月8日 | − | エサ交換 容器は中ケース 3令初期 29g |
エサ交換 容器は中ケース 3令初期 37g 頭幅18ミリ |
エサ交換 容器は中ケース 3令初期 |
8月29日 | エサ交換 容器は中ケース 3令 49g |
エサ交換 中ケース 3令 49g |
エサ交換 中ケース 61g |
− |
10月10日 | − | エサ交換 中ケース 58g |
− | − |
12月12日 | エサ交換 中ケース 68g |
エサ交換 中ケース 53g |
エサ交換 中ケース 78g |
エサ交換 中ケース 84g |
2001年 3月7日 |
− | − | − | エサ一部交換 中ケース 94g |
4月19日 | − | − | エサ交換 中ケース 90g |
エサ交換 中ケース 101g |
5月22日 | − | − | 102g | 100g |
6月 | 中旬頃羽化? たぶん70ミリくらい |
初旬頃羽化? たぶん65ミリくらい |
− | − |
7月3日 | − | − | エサ交換 容器は特大ケース 110g |
エサ交換 容器は60Lコンテナ 107g |
9月14日 | − | − | エサ交換 特大ケース 119g |
− |
11月15日 | − | − | − | 119g |
12月10日 | − | − | エサ一部交換 特大ケース 120g |
エサ一部交換 60Lコンテナ 120g |
2002年 2月 |
− | − | 蛹確認 | − |
4月10日 | − | − | − | 119g |
4月下旬 | − | − | 羽化 150ミリ |
− |
7月下旬 | − | − | − | 羽化 128ミリ |
かなりいいかげんに飼育していたのでもっとちゃんとやればサイズは出ると思います。 基本的にエサ交換は糞が目立ってきたらという感じでした。。 容器のモデル例(♂の場合) @初令投入、中ケースで3令まで(約3ヶ月?)→特大か大ケース(半年以上)→特大か大ケース(半年以上)→特大か大ケース(羽化まで) A初令投入、大ケース(半年位)→60Lコンテナ(9ヶ月位)→60Lコンテナ(羽化まで) こんな感じでどうでしょうか?3令以降は大ケース以上あった方がいいと思います。小さい容器で交換を増やすというのもできますが、それよりは大きめの容器で長く飼い交換を減らした方が失敗は少ないと思います。後は飼育スペースの関係ですね。 →60Lコンテナに入れておいた幼虫のほうが小さく羽化しました。飼育ケースの中か大くらいで十分かもしれません。その後の私の考え方は3令までは大きめのブロー容器または飼育ケースの小くらい。その後飼育ケースの中、大、特大あたりがいいように思います。この位のケースでしたらある程度放っておけますので、楽かなと思います。ただ交換のタイミングが良ければ小さい容器でも十分いけると思います。 与えるエサについて エサは無添加のカブトマットより、添加剤入りの発酵マットを選んだ方がいいと思います。生オガ発酵マットでなければ特に発酵度合いは気にすることはないと思います。クワガタ用ので問題ないと思います。逆にあまり古いもので土に近いようなものはあまり大きくならないのではないかと思います。菌糸カスの混合はやってませんが扱いやすさに難があるようですが、国産カブトにはいいので問題ないと思います。 考察 私はカブト飼育では腐葉土、ドッグフードの必要性は感じていません。質のいいマットであれば前述の二つより扱いやすさなども含め勝っていると考えています。今回ヘラクレスリッキーはすごくサイズが出たというわけではないですが、国産カブトについては養殖経験から腐葉土より栄養価の高い発酵マットの方が平均大きくなっています。そういうと腐葉土、ドッグフードなどでマットより成績をあげている方は疑問に思う方もいると思います。私はその理由は簡単に考えています。無添加の発酵マットよりはその二つは栄養価が高いですから、ほとんどその影響だと思います。発酵マットの添加剤の質を上げ栄養価を上げれば腐葉土以上に効果はでます。国産カブトに関しては発酵度合いも言われているほど気にすることはないと考えています。黒腐れの必要性も感じていません。個人的には「カブト=黒腐れ」という業界の常識も特に重要視していません。絶対黒腐れじゃなきゃいけないということはないと思います(もちろん黒腐れでも大丈夫です)。ヘラクレスリッキーを飼育しても国産カブトとの飼育方法との違いは特に感じませんでした。ほとんど国産カブトの要領で大丈夫だと思います。腐朽度合いもある程度大切ですがやはり栄養価は大切な気がします。カブトムシはクワガタより高栄養価のエサに対する適応が優れているように思います。 結論 カブトは国産外産に限らず、いいエサを多めに与えるというのがポイントではないかと思います。エサ交換のタイミングなどもそれほどシビアではないと思います。腕があれば適切なエサの量の見極めもできるんでしょうけど、無駄でも多めに与えておくことが確実に大型個体を作出する道ではないかと考えています。カブト飼育はエサ代は覚悟しないといけませんね。 |