菌床ブロックの詰め替え方法


準備するもの
@ブロックを混ぜるケース
A詰め替えるビン
B詰める棒
C穴をあける棒(ドライバーなど)
D消毒用エタノール


まず使用する道具をエタノールで殺菌します。手は石鹸で洗うか、ゴム手袋などをしてください。
ブロックが熱を持っている場合は常温でならしてから詰め替えてください。
器具のアルコール消毒はしたほうが確実ですが、水で洗う程度でも問題ありません。夏場はできるだけ綺麗な環境で詰め替えてください。

ブロックを袋から取り出し、上の部分を少し(5ミリくらい)削り取ります。皮膜やきのこは取り除いてください。

ケースの中に入れほぐします。

多少ダマがあるほうが再生はスムーズに行われますので、ダマは少し残しておいてもいいと思います。ある程度ほぐせば問題ありません。

ビンに詰め替える時は、硬く詰めていただくことをお勧めします。特に肩口のところは指で押し込むように詰めてください。
詰め替えましたら穴をあけますが、穴は大きいほうが再生が早いです。

詰め替えたら、次は培養です。
詰め替え後2、3日は10℃〜15℃くらいで管理し、その後は20℃〜25℃くらいのところで培養するのが確実なやり方ですが、通常は30℃以上でなければそれほど温度を気にする必要はありません。
通気は必ず確保してください。
1週間前後で使用可能です。使用する種類によって使う時期を決めてください。写真は詰め替え後約10日経過したものです。

詰め替えに適した環境は湿度が低く(50%以下)、温度が低い(15℃以下)ところです。夏場はこの環境下で詰め替えるのは難しいと思いますが、それに近い環境で詰め替えていただければ失敗は減らせます。
実際は当店の菌床は、普通に詰めていただいても菌が再生しないなどのトラブルはほとんどありません。